- 熱さましは使った方が良いですか?
場合によりけり、です。
発熱によって機嫌が悪い、眠れない、食欲がない、水分が摂れない等、普段の生活に支障があるようなら使ってもらっていいと思います。逆に39℃、40℃と言った高熱の場合でも、普段に近いような生活が送れてるのならば、敢えて解熱剤を使わないでおくのも選択肢の1つと考えます。
- 出されたお薬は全部飲んだほうがいいの?
概ね「YES」です。
普段から「◯日分のお薬を出しますから、飲み終わった時点で状態が良いようなら終了、まだ症状が気になるようならもう一度受診してください」とお話しをしています。症状が良くなったからお薬を中断したけれど、途端にまたぶり返した、と言うのはよくあることです。こちらは一律で処方日数を決めているワケではなくて、患者さんの状態、親御さんの事情、その時の流行の状況などを勘案して処方の日数を決めています。それは「この日数程度の様子を診なければ経過がわからない」という意味でもありますし、「最低限このくらいはお薬飲んだほうがいいでしょ!」という意味なんかもあったりします。なので処方されたお薬は基本飲み切って欲しいです。まれに途中でも中断してもOKという場合もありますが、そういう時にはお話ししますので、そうでない時には全部お薬を飲むべきと思っていただければ間違いないと思います。
- お風呂は入ってもいいですか?
基本OK、とお応えしてます。
よほど具合が悪い時でなければ、当院では「お風呂はダメ」とは言いません。
「水分とれてておしっこも出ていて、機嫌悪くないなら(お風呂)いいですよ」って答えます。ダメな場合って、ぐったりしてる時とか、機嫌が極悪なときとか、そのくらいです。
「熱があるのにお風呂いれていいんですか!?」ってよく聞かれますが、僕は構わないと思います。お風呂にゆったり入ることで汗を出して解熱を促したり、気分転換できたり(保護者さんも含めてね)する効果もあると思うので。
- 受診を迷っている。受診すべきですか?
迷うくらいなら受診すべきと思います。
よく「熱を出したんですが受診したほうがいいですか?」といった類の相談のお電話を頂きます。ウチでは「ご心配なら受診してください」と大抵の場合は答えます。
なぜなら患者さんを診察してもいないのに判断はできませんし、電話で状況を聞いたからといって的確な判断ができるとは思えないからです。
でも受診の判断を保護者さんに任せると「どうしたら良いかわからないから電話したんです!」と半ギレ状態になる方も見受けられますが、だから「心配なら受診してください」なんです。
電話で問答するくらいならさっさと受診してもらったほうが良いかと思います。それで万が一「この状態なら受診の必要はなかったかも」と言われたとしても(言いませんが)、「それならよかった、、」でいいじゃないですか!
逆に何日も迷って受診が遅れて「こんなになるまで放っておくなんて!!」って言われて(これは言うかも)後悔するより100万倍もマシじゃないですか?
- 予約ってできるの?
できます。
当院のウェブサイトから診療予約のサイトにジャンプすることができますので、そこから予約の手続きをお願いします。診療時間内ならお電話でも予約を承ることは可能ですが、できるだけネット経由での予約をお願いいたします。
お電話での予約の場合は、予め受診希望の日時をある程度目星をつけてからお電話いただけるとありがたいです。
- 保護者が付き添えないときはどうすればいいですか?
お父さんもお母さんも勤務があって受診に付き添えないということはよくあることだと思います。その際にどなたかに代理を頼むのであれば、是非お願いしたいことがあります。
一緒にお住まいでない方、または一緒にお住まいでも状況を把握していない方に付き添いを頼む場合には、できるだけ症状のメモを一緒に託して欲しいのです。気になる症状は何なのか?その症状はいつからなのか?お薬は粉薬がいいのかシロップがいいのか?解熱剤は必要か否か?などなど。どんな形式でも構いません。
診察の時には必ず
「いつからその症状があるのか?」
「水分や食事はとれているか?」
「機嫌は?」
「夜は眠れる?」
「ウンチ、おしっこ出た?」
などなど根掘り葉掘りお尋ねしますので、それが
「わかりません」
「自分は見てないです」
「頼まれたので、、、」
とか答えられると適切な判断の妨げになります。
最低限「どんな症状がいつからあるのか」を記録していただいて代理付き添いの方に託してください、お願いします。
- 予め診察の準備しておくように言われました、何を準備しておくの?
診察室に入ってからお子さんの服を脱がしたり、赤ちゃんの肌着のヒモを外したりする状態がよく見受けられます。それを診察待ちの時点で準備しておいていただけると、結果的には患者さんの待ち時間の短縮につながると自分は考えていますので、診察室に入った時点ですぐに聴診が始められるように予め準備しておいて欲しいのです。
- カラダに湿疹が出ました。どうすればイイ?
受診の際には玄関でチャイムを鳴らしてスタッフの案内を待ってください。
カラダに発疹が出ている場合、それが伝染性の疾患であることが有り得ます。ヒトに伝染すのも、伝染されるのも心地よいことではないですよね?
そういう場合には院内では他の患者さんと別なお部屋で待っていただくことになりますので、受診の際には玄関で必ずチャイムを鳴らしてスタッフの案内を待ってください。
眼が赤い時も伝染性疾患の場合がありますので、同様の対応をさせていただきますので受診の際にはご注意ください。
- 園や学校に行ってもいいですか?
状況によります、としかお答えできません。
本人がどんなに元気であってもおたふくかぜや水痘といった伝染性の疾患の場合は決められた期間はお休みしていただきます。いわゆるドクターストップってヤツです。そうでない場合には「園や学校の生活が送れる状態なら行っていいと思います」と大抵はお答えします。
- 吐いた!!
続けざまに吐いたり、頭痛を伴う、意識がはっきりしないなどの場合には即受診をおすすめします。夜間なら夜間救急を受診したほうが良いでしょう(髄膜炎や脳炎など急を要する疾患の場合があるので)
上記のような症状がなくて、少しずつでも水分が摂れている状態なら、夜間の場合翌日まで経過を見てあげても良いかと思います。また吐いた直後に水分や食物を与えるのは控えましょう。30分くらいお腹を休ませて、少しずつ水分を摂らせてみて、大丈夫ならちょっとずつ追加してみましょう。
- 下痢した!
下痢に他の症状が伴っているかによって対応は変わってきます。
頻回の下痢+嘔吐の場合は脱水に陥る危険性があるので早めに医療機関受診お勧めします。
下痢+発熱は胃腸炎や食中毒の可能性を考えます。水分が摂れているなら急いで受診する必要はないかもしれませんが、症状が気になるなら受診はしておいたほうが良いかと考えます。
- 予防接種は受けたほうがいいですか?
断然YESです。
現在ワクチンで予防できる疾患は
「罹ってしまうと命に関わることがある」
「罹ってしまうと障害が残ってしまう可能性がある」
そんな疾患を対象としています。是非ワクチンを受けて欲しいです。
受けるべきかどうか迷っている方には、医療機関で相談することをおすすめしますし、それが難しい方は検索サイトで「VPD」と検索してみてください。ワクチンで予防できる病気の情報、ワクチン自体の情報(もちろん副作用も含めて)が得られる、小児科医集団の手によるサイトです。
- ワクチンはいつから受けたらいいですか?
お知らせが来たらなるべく早めに受けましょう。
昔に比べてワクチンの種類も増えていますので、ためてしまうとかえって
「どれから受けたらいいんだろう?」
「いつ受けたらいいんだろう?」
といった疑問が増えると思います。お知らせが来た時点でさっさと予定を立てて受け漏れをなくしましょう。ワクチンを受けたら次の予定についてもかかりつけ医に相談してみてください。
- 同時接種はできますか?
ご希望によって何種類でも、どんな組み合わせでも可能です。
この場合には事前に予約が必要です。
ただし当院ではインフルエンザだけは同時接種を承っていません。これは接種間違いを予防するためですので予めご了承願います。